茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

“食べたい”を支えるということ ー 私が大切にしたい想いと、学びの機会のお知らせ

こんにちは!

茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長の石井です!

 

日々クリニックで患者さんと向き合っていると、「食べる」という行為がどれほど人生の質に直結するのかを、あらためて強く感じます。


食べることは、栄養補給以上の意味を持ち、楽しみであり、生きる力そのものです。
しかし、加齢や病気、生まれながらの障がいによって、その当たり前が難しくなる方も少なくありません。

 

私自身、このテーマに深い思い入れを持つきっかけになった出来事があります。

 

■ 小山珠美先生との出会いが教えてくれたもの

 

以前、内科医として総合病院に着任して間もない頃、嚥下機能が著しく低下し、誤嚥性肺炎を繰り返す患者さんの入院主治医を担当したことがありました。


当時は、その患者さんは胃瘻や中心静脈栄養といった“口から食べない選択肢”を検討せざるを得ない状況でした。

 

しかし、その患者さんには「食べることをあきらめたくない」という強い想いがありました。

 

そして、その願いに真正面から向き合い、見事に応えてくださったのが同院で専門職の看護師として勤務していた小山珠美先生 でした。

 

看護師・小山先生の専門的なアプローチと温かな関わりによって、患者さん自身とご家族の意識が大きく変化し、驚くほど病状とADL(生活動作)が改善していったのです。

 

その姿を目の当たりにし、「食べる力を支える医療・看護・介護」が持つ可能性を深く実感しました。

 

後になって小山先生が NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で特集されるほどの偉大な専門家だと知り、“やっぱり…”と心から納得したことを覚えています。

 

www.nhk-ondemand.jp

 

普段は気さくで、つい雑談ばかりしてしまうような人柄なのですが、専門分野になると圧倒的に深い知識と底しれない情熱を持つ方です。

 

その先生の知見を、ぜひ茅ヶ崎の地域のみなさまにも直接届けたい——


そんな思いから、今回、当院からイベントの講師をお願いした次第です。

 

■ 茅ヶ崎で “食事サポーター講座” が開催されます

この講座では、「食べる仕組み」「誤嚥性肺炎の予防」「基本的な食事介助」「地域での食支援」など、普段の生活にすぐ活かせる内容をわかりやすく学べます。


少人数での実技(ハンズオン)の時間もあり、実践力が身につく学びの場です。

 

 

3.15 食事サポーター講座in茅ヶ崎

 

 

日時:2026年3月15日(日)15:00〜17:00

会場:春秋会館(JR茅ヶ崎駅すぐ)

定員:40名

受講費:3,000円(テキスト・KTスプーン持参の方は1,000円)

講師:NPO法人口から食べる幸せを守る会 理事長 小山珠美先生

主催:NPO法人口から食べる幸せを守る会

共催:茅ヶ崎ファミリークリニック・湘南平塚看護専門学校

詳細・申込:下記の案内資料のQRコードから(資料参照)

 

 

 

 

■ こんな方におすすめです

 

  • ご家族の食事介助に不安がある方
  • 高齢者や障がいのある方の「食べる」を支えたい方
  • 医療・介護現場に携わる皆様
  • 医療・介護を学ぶ学生の皆様
  • 口から食べ続ける支援に興味のあるすべての方

 

■ 最後に

“食べることを支える”という行為は、その人の尊厳や生活の質に直結する、とても大切な営みです。

 

患者さんの生活の質(QOL)を考えたとき、ご本人とご家族はもちろん、私たち医師と看護師、その他のコメディカル、さらにはすべての介護に携わる方々との共通言語となり得るのは、「いかにその患者さんの"食べることを支える”をチームワークで紡いでいけるか」であるとも考えられます。


私が今まで現場で学んできた気づきや、患者さんとの経験が、この地域で暮らす方々の学びや支えにつながれば嬉しく思います。

 

ご興味のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。

 

 

 


茅ヶ崎で、

食べる力を支える仲間が増えることを

心から願っています。

 

 

0歳から150歳まで、

予約なしでもみんなが笑顔になる、

茅ヶ崎ファミリークリニックです。

お気軽にどうぞ。

 

令和7年12月 10日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 院長 石井 尚

 

 

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/