茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

「食べる力」を守るために ~見逃さないで、嚥下(えんげ)のサイン~茅ヶ崎ファミリークリニックから始めます。

こんにちは!

茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長の石井です!

 

日々の食事で、私たちは当たり前のように「食べて」「飲み込んで」います。

ですが、この“飲み込む力”――嚥下(えんげ)は、実は命を守るとても大切な機能です。

 

今回は、茅ヶ崎ファミリークリニックの診療現場でも重視している「嚥下」について、分かりやすくリアルにお話しします。

 

 

 

嚥下とは、
食べ物や飲み物を口から胃へ安全に送り届ける一連の動きのことです。

 

具体的には
    •    食べ物を口の中でまとめる
    •    喉へ送り込む
    •    食道を通って胃へ運ぶ

という流れで行われます。

 

このとき重要なのが、
食べ物が気管(呼吸の通り道)に入らないようにフタをする働きです。

 

 

つまり嚥下は、単なる動作ではなく
 

誤嚥(ごえん)を防ぎ、命を守る機能でもあるのです。

 

こんな症状は要注意!嚥下機能低下のサイン

 

嚥下機能は、年齢や体調によって少しずつ低下することがあります。
次のような症状があれば注意が必要です。
    •    食事中によくむせる
    •    食後に声がガラガラになる
    •    痰(たん)が絡みやすい
    •    原因不明の微熱が続く

特に「微熱」は見落とされがちですが、
知らないうちに誤嚥を繰り返しているサインのこともあります。

 

「もう食べられない」と諦めないでください

 

嚥下機能が低下すると、
「もう普通の食事は無理かもしれない」と不安になる方も多いです。

 

あるいは入院したときに主治医に、

「もう食べられるようになりません」と言われるかもしれません。

 

ですが――嚥下は回復する可能性がある機能です。

 

実際に、私が入院で関わったある患者さんは、最初はほとんど食事ができない状態でした。

 

しかし、チームで支えることで状況は変わりました。
    •    歯科医:口の中の環境を整える
    •    栄養士:食べやすい食事を設計
    •    リハビリ(言語聴覚士):飲み込みの訓練
    •    看護師・ご家族:日々のケア

 

その結果――少しずつ口から食べられるようになり、体力も回復。

 

最終的には、
自分で外食に出かけ、好きな焼き鳥とビールを楽しめるまでに回復されました。

 

これは特別な奇跡ではなく、適切なサポートで起こり得る現実です。

 

 

「食べること」は生きる力そのもの

 

食べることは、単なる栄養補給ではありません。
    •    楽しみ
    •    家族との時間
    •    生きる意欲

そのすべてに関わる大切な営みです。

だからこそ
    •    むせる
    •    飲み込みづらい

といった小さな変化を見逃さないことが重要です。

 

今日からできること

 

嚥下を守るために、まずは意識してみてください。
    •    食事はゆっくり、よく噛む
    •    姿勢を整えて食べる(少し前かがみ)
    •    「むせ」を放置しない

 

そして何より気になる症状があれば早めに相談することが大切です。

 

まとめ

 

「飲み込む力=嚥下」は、
毎日の生活を支える重要な機能です。
    •    ちょっとした違和感がサインになる
    •    適切なサポートで回復の可能性がある
    •    食べることは生きる喜びそのもの

 

少しでも気になることがあれば、
どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

0歳から150歳まで、

予約なしでもみんなが笑顔になる、

茅ヶ崎ファミリークリニックです。

お気軽にどうぞ。

 

 

地域の皆さまが、安全に・楽しく食事を続けられる毎日を支えていきます。

 

 

令和8年4月21日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 院長 石井 尚

 

 

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
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