茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

大きな病院が4割減るかもしれない時代に、私たちができること

こんにちは!

茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、副院長の酒井です!

 

先日、少し気になるニュースを目にしました。

「これから10年ほどで、大きな病院が4割ほど減るかもしれない」――そんな内容でした。

www.nikkei.com

 

実際、医療機関の倒産や休廃業は近年増え続けていて、2025年には過去最多を更新したという報告も出ています。人口の減少、経営の厳しさ、担い手の高齢化――いくつもの理由が重なっているようです。

 

このニュースを読んで、「近くの病院がなくなったらどうしよう」と、不安に感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

今回は、そんな「病院が減っていく時代」に、私たち一人ひとりに何ができるのか――分かりやすくお話ししてみたいと思います。

 



 

なぜ、これから病院は減っていくのか?

まず、「なぜ減るのか」を少しだけ整理しておきましょう。

 

理由は、大きく分けて次のようなものです。

• 人口が減り、患者さんの数そのものが減っていく
• 医師や看護師といった、医療を支える人手そのものが足りない

 

これらは、どれか一つが悪い、という話ではありません。日本全体が抱えている、大きな構造の変化なのですね。

 

特に、地域の中核を担うような、ある程度の規模の病院ほど、経営の負担が重くのしかかっているのが現状です。

 

 

 

でも、必要以上に不安にならなくて大丈夫です

ここまで読むと、少し心細くなってしまうかもしれません。

ですが――私は、必要以上に不安になる必要はない、と考えています。

 

病院の「数」が減っていくのは事実かもしれません。しかし、それは「医療がなくなる」という意味ではありません。

 

むしろこれからは、医療の"かたち"が変わっていくのだと思います。

• 重い病気や手術が必要なときは、専門の大きな病院へ

• 日々の体調管理や、ちょっとした不調のときは、身近なかかりつけ医へ

• 通院が難しくなったら、医師がご自宅へ伺う訪問診療へ

 

こんなふうに、それぞれの役割を分け合って、地域全体で皆さんの健康を支えていく――そんな仕組みへと進んでいくのですね。

大切なのは、「大きな病院だけに頼らなくてもよい体と暮らし」を、今のうちから少しずつ整えておくことだと思います。

 

 

 

これからは「かかりつけ医」と「訪問診療」がもっと大事になります

病院が集約されていく時代だからこそ、身近な"町医者"の役割は、これまで以上に大きくなっていきます。

 

「わざわざ大きな病院に行くほどではないけれど、少し気になる」

 

――そんなときに、まず気軽に相談できる場所があること。これが、地域の安心を支える土台になります。

 

茅ヶ崎ファミリークリニックが、予約の有無にかかわらず診療を続けているのも、まさにこの「まず相談できる入り口」でありたいという想いからです。

 

そしてもう一つ、これからますます重要になるのが「訪問診療」です。

当院でも、令和8年7月より訪問診療をスタートいたしました。

 

通院が難しくなった方のご自宅へ、私たちが伺って診療を行う仕組みです。歳を重ねても、住み慣れたご自宅で、安心して過ごしていただく――そのお手伝いができればと考えています。

 

「病院が遠くなること」への一番の備えは、こうした地域の医療とつながっておくことなのですね。

 

 

そして、いちばん確実な備えは"病気にならない体づくり"

ここからが、今日いちばんお伝えしたいことです。

 

病院が減っていく時代に、私たちができる、もっとも確実で、もっとも前向きな備え。

それは――そもそも大きな病気にならないように、日頃から体を整えておくこと。つまり「予防」です。

 

当たり前のことに聞こえるかもしれません。ですが、この当たり前こそが、これからの時代を安心して生きるための、いちばんの土台になります。

 

糖尿病も、高血圧も、多くの生活習慣病は、早めに気づいて手を打てば、大きな病気になる前に食い止められることがたくさんあります。

 

「病院にかからずに済む体」を作っておくことは、自分自身のためであり、そして地域の医療を守ることにもつながっていくのですね。

 

今日から始められる、予防の第一歩

とはいえ、「予防」といっても、何か特別なことをする必要はありません。

 

日々の小さな積み重ねが、いちばんの近道です。

• 血圧や体重を、ときどきで良いので測って記録する

• 食事はゆっくり、腹八分目を意識する

• 少しでもいいので、毎日体を動かす(散歩でも十分です)

• お酒やたばこと、上手に距離をとる

• 気になる症状を「歳のせい」で片づけず、早めに相談する

• 年に一度は健康診断を受ける

• インフルエンザや肺炎などのワクチンで、防げる病気は防いでおく

 

どれも、今日から始められることばかりです。

「まだ元気だから大丈夫」――そう思える今こそ、予防を始める、いちばん良いタイミングなのですね。

 

茅ヶ崎ファミリークリニックにできること

当院では、皆さんの「予防」と「日々の健康管理」を、一緒に支えていきたいと考えています。

1. 生活習慣病の管理
糖尿病や高血圧、脂質異常など、早めの管理で大きな病気を防いでいきます。

 

2. 健康診断・予防接種
病気を早く見つけること、そして防げる病気を防ぐこと。どちらも大切にしています。

 

3. 気軽に相談できる、かかりつけ医として
予約の有無にかかわらず、「ちょっと気になる」を、いつでもご相談ください。

 

4. 訪問診療
通院が難しくなっても、ご自宅で医療を受けられる体制を整えています。

 

まとめ

「10年後に病院が4割減るかもしれない」――そんなニュースは、確かに少し不安になります。

 

でも、大切なのはこう考えることだと思います。

• 病院の数は減っても、医療がなくなるわけではない

• これからは、かかりつけ医と訪問診療が、地域を支えていく

• いちばん確実な備えは、"病気にならない体づくり"=予防

• 予防は、今日から、誰でも、小さなことから始められる

 

未来をこわがるよりも、今日を少しだけ整えること。

それが、これからの時代を、安心して笑顔で過ごすための、いちばんの近道です。

 

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。皆さんの健康な毎日を、私たちも一緒に守っていきます。

 

0歳から150歳まで、予約なしでもみんなが笑顔になる、茅ヶ崎ファミリークリニックです。お気軽にどうぞ。

 

令和 8年 7月 6日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 副院長 酒井 和也

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/