茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

小児科の予約画面でオトナブルーのお父さん、茅ヶ崎ファミリークリニックがあるんです!!


こんにちは。
茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長 石井です。

昨日、金融総合会社のオリックスが働きながらの子育てをテーマにした川柳を募集し、働くパパの部で、「小児科の予約画面でオトナブルー」(33歳男性)を大賞に選んだことがニュースとなっておりました。

小児科の予約画面でオトナブルー

(33歳男性)

 

 これ、小さなお子さんのいない方が見たら、なんのことを詠んだ川柳かいまいちわからないかもしれませんね。まず、「オトナブルー」は少し流行っている新しい学校のリーダーズの曲のことです。そして、小児科の予約画面についてですが、とにかく多くの小児科クリニックが完全予約制、しかもその予約は前日の夜9時とかに早々と一斉に埋まってしまうという現実があります。

 

 つまり、上の川柳は、子どもの急病時に小児科の予約が取れずに絶望するお父さんの気持ちを詠んだ句です。

 

 僕は数年前、自分の子供の急な発熱の時、まさにこの経験をしているからその時の光景が鮮やかに目に浮かびました。

 

 考えてみてください、子供の症状で、夜の9時までに受診を決められる症状って逆に何ですか?言い換えるならばそれは、12時間以上も待てる落ち着いている症状ということではないでしょうか。このような症状のお子さんで町の小児科クリニックがいっぱいとなってしまい、予約を取れなかった発熱や急病のお子さんで大型な病院の小児科が一杯となり、こんどは、病院勤務の小児科の先生が疲弊してしまうという現実があったりします。

 

 勤務医だった僕は、このことがすごくしこりになって何かを変えねばと考え始めました。そもそも町のお医者さんは、インターネットのなかった時代、どのように患者さんを診ていたのだろうか。

 

 

 患者さんをどうクリニックが診ていくか、このことにおそらく正解などないですし、どこのクリニックも試行錯誤だと思います。また、予約の数の多さなどから、インターネット完全予約制の小児科クリニックに救われている患者さんもたくさんいることは分かります。

 

 それでも、僕はここに挑戦してみようと思いました。茅ヶ崎ファミリークリニック、まだまだその挑戦は始まったばかりですし、まだまだ茅ヶ崎でも小児科としてぜんぜん認知されていません。それに、予約と予約なしの患者さんの呼び順をどうするかなど、試行錯誤の日々ですが、すくなくとも、診てもらいたい、相談したい、そんなときに、予約なしでも相談できるクリニックをここ茅ヶ崎に開くことはできました。

 

いつかの自分みたいに、

茅ヶ崎の空の下から、

 

小児科予約画面でオトナブルーになるお父さん、お母さんを一人でも減らせたらと思っております。

 

 そして、これもいつかの自分みたいに、

 

 ついでに、茅ヶ崎の空の下から、

 

皮膚科クリニックの受付でオトナブルーになる患者さんも減らせたらと思っております。

 

 これも再三申し上げている通り、皮膚科は僕の専門とは違いますが、内科医でも分かる範囲、診られる範囲で皮膚科診療もこれからも頑張ってまいります。

 

 

   0歳から150歳まで、予約なしでも、みんなが笑顔になる、茅ヶ崎ファミリークリニックをどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和6年5月23日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 院長 石井 尚

 

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/