こんにちは。茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長の石井尚と申します。
当院、来月のフルオープンに向け、今月は試験運転でちょこちょこと開院しております。そんな中で、大変貴重な経験を先日しました。
先日、小児期からの喘息のかかりつけ医を探しているという患者様が見えました。事情をよくよく聞いてみると、茅ヶ崎のサティの近くで呼吸器専門で非常に定評のあった池原内科さんが、閉院されるので困っているとのことでした。
まさに、こういった突然のかかりつけ医の閉院などでお困りの方、ぜひ当院にご相談ください。予約も不要です。多少お待たせするかもしれませんが、本当に、本当にお気軽にどうぞ！
喘息や糖尿病など、長く治療することこそが最善の治療である疾患は、患者さんと医者の関係が非常に結びつきが強いと思います。池原先生を個人的に存じ上げませんが、なんらかの事情があって閉院ということで、僕が想像するに、長年のあいだ池原先生にかかられていた患者様の不安とはとても大きいものだと思います。
さらに大変なことに、医者の業界は専門性が高くなればなるほど、医者の性格も偏屈で変わり者が多くなるという傾向があります。残念なことですが、みなさんも大学病院の教授や専門医院の偉い先生たちを見るとなんとなく想像がつくかと思います。笑
ですから、喘息や長引く咳などで、いまから呼吸器の専門の医師で気軽に相談できる人を茅ヶ崎市内で新たに探すのは、思っている以上にハードルが高いのです。
当院は、こんな患者さんこそが、気軽にかかれて、継続的に通えて、安心できるクリニックでありたいと思っております。
だからこそ、当院は専門性や年齢よりも、だれでも気軽に継続的に診療できることを強く、強く、主張しているのです。かかりつけ医というのは、その覚悟のある医者のことです。
前医が閉院したとき、そこで合わない「自称・専門性の高い」医者を無理やり探し、事前の予約を要求されて、さらに１～２時間と長い時間クリニックで待たされて、診察では前医についての悪口や嫌味を言われて、勝手に長年の治療をいじられて・・・・などの嫌～な経験をしてほしくないと切に願っております。（実際に聞いた話です）
医者と患者さんというのは、その関係が長いほど、その病気の特殊性と医師の専門性以外の要素でより強く信頼関係が築かれているものです。内科医からすれば、外来診療では、長く診ていれば、その患者さんの当初かかった病気以外の全身の状態をも把握して、日頃の生活がどうであるか、さらには精神的な部分での充実度も探るものです。内科診療とはそういうものです。それを踏まえて、新しい患者さんと接するとき、前医を尊重する気持ちと、新たにその患者さんを診させていただくことに謙虚さを持たなければいけません。
それが出来ない人間は、専門性以前に、内科診療をする資格があるのでしょうか。
私は、夏目漱石の言う、「則天去私」を人生のモットーに生きてまいりました。
（夏目漱石内坪井旧居/熊本県）
自分語りや、自己満足でおこなういわゆる専門性の高い治療が本当に大嫌いです。
医療に限らず、自分のことを倒錯して強く主張する政治家や財界人、いや一般人にも多いですが、とにかく、とにかく、その人たちが大嫌いです。
医療に関しては、今の時代は、むしろ、診療ガイドラインがしっかりしており、沖縄から北海道まで、小さな診療所から大病院まで、すべてが標準化した治療を行える時代なのです。
今の時代、うちのクリニックでしかこの治療はできません。などというのは、むしろ詐欺的な言い回しで危険であると断言しておきます。笑 人員や設備、機械や医療資材のことならともかく、医者個人の力量や経験でそのようなことを言える時代はとっくに終わりました。
加えて、これこそ控えめに一応触れておきますが、私自身は、国立病院で、ダイアモンドプリンセス号からの患者さんを含めた超初期からのコロナ治療、肺がん治療、間質性肺炎などの良性疾患の治療をメインとして、外来では気管支喘息、睡眠時無呼吸、慢性咳嗽、遷延性咳嗽、咳喘息など広く呼吸器疾患を診療してきた実績もあります。
池原内科クリニックさんの閉院でお困りの方、呼吸器疾患に関しましては、喘息、ながびく咳、なんでもご相談を！！予約なくてもかまいません。
令和６年３月18日
茅ヶ崎ファミリークリニック
院長 石井 尚
茅ヶ崎ファミリークリニック（内科・小児科・皮膚科）
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南５丁目１−２１
https://chiga-fami.clinic/
