こんにちは。茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長です。
昨日の民放テレビのバラエティ、奇跡体験アンビリバボーで、八天堂の成功秘話の再現ドラマをご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。
人間、年を取ると涙腺が緩むというのは本当ですね。それでも、映画以外でストーリーに引き込まれ、涙するほどの感動というのは1年間でもなかなかあるものではありません。昨日は不覚にも涙腺崩壊してしまいました。「いや、涙腺は腺、つまりglandだから、崩壊したらそもそも涙は作られないだろう」という医学的なツッコミはご勘弁を。笑
「涙腺崩壊」が学術的、言葉的におかしければ、昨日のアンビリバボーは「涙栓」を豪快に栓抜きで抜かれるほどの、F1のシャンパンファイト並みの感動ストーリーでした。簡単にストーリーを説明しますと、広島のとあるパン屋さんを父親から引き継いだ青年が、そのパンの味に自信があったので、お店の全国チェーン展開を目指します。
しかし、店舗数を徐々に東に伸ばし、パンの激戦地である神戸にようやく進出しようとする矢先に、劣悪な労働環境と激務に耐えられず、多くの従業員が辞めていってしまいます。そのようにして、閉店する店舗が増え、銀行からの融資が底をつき倒産しそうになります。そんなとき、そんな兄とは真逆のやりかたで、小さなパン屋を栃木でコツコツと営む弟から金銭的援助の申し出があり、他にも家族の支えがあり、今までの自分のやり方を反省し、従業員を大事にし、先代の父の味を守り、ともに歩もうとする経営に方向転換するのです。
そして、家族、従業員とともに、広島で和菓子屋をしていた祖父の口癖であった「みんなが笑顔になる味」を追求し、商品開発を重ねて1年半後にあのクリームパンにたどり着きます。八天堂はそのおじいさんの和菓子屋の屋号からとっており、そこからいまの八天堂の破竹の全国展開にいたるのです。
こんなに、さも、「八天堂、東京で何度も買って食べてました。おいしいですよね~」みたいなノリで語ってしまいまいしたが、この番組を見るまで、恥ずかしながら僕、あのクリームパン、あまり知らなかったです。おそらく食べたこともないですね。ドラマの終盤で「このお話の正体は、そう、皆さんもご存じのあの八天堂のクリームパンです~!!」みたいな演出に完全に乗せられて、感動して涙するまで、あたかもいつも食べてる味みたいな錯覚で番組見てました。あとで気づいて噴飯、赤面で恥ずかしかったです。
それでもあんなにストーリに共感してしまったのは、やはり、どんな事業でも、思い込みや独りよがりでやってしまっては、絶対に失敗するものなのだと改めて思ったからです。そして、いつもながら、これからフルオープンする我がクリニックを考えるにいたりました。
自分の思いや、やりたいことが強すぎて、社会から必要とされていないクリニックになってはいないか。
自分たちの思い込みや自己満足ではなく、医療における過度な専門分化と分かりにくさ、診察までの異常な待ち時間を徹底的にふるい落とし、八天堂のくりーむぱんのように、本当に信頼され、何年も何十年も、地域の方々に必要とされ、愛されるクリニックを僕とスタッフで一所懸命に作っていきたいと、強く覚悟を新たにしました。
そして、ホームページ上で少々分かりにくかった予約システム、この予約があればいろいろとスムーズなのですが、予約なんかなくても、いつでも気楽に来院いただきたいと思い、ホームページに「予約なしでもいつでもどうぞ」という言葉を足しました~!
それにしても、八天堂の「みんなが笑顔になる味。」これ、いいフレーズですね。どうにかして、なんとか、これ使えないかなあ・・・。笑
そんなことを思いつつ、自問自答をしつつ、4月のフルオープンに向けて、クリニックのスタッフと、どんなクリニックを目指すのか、改めて意識を共有したいと思います。
茅ヶ崎ファミリークリニックは、
年齢や症状に関係なく、身近に、気軽に相談できる、すぐ診てもらえる、安心できる。
このコンセプトをもとに、みんなが笑顔になるクリニックです。
令和6年3月7日
茅ヶ崎ファミリークリニック
院長
茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/
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