茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

RSウイルス感染症のリアルすぎる解説:ちがファミ 小児科

こんにちは。茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長です。

 

本日はなんでしょう、そうです、現在茅ヶ崎市の保育園、幼稚園で大流行中のRSウイルス感染症を解説したいと思います。

 

 

RS感染症は、「呼吸器シンシチアルウイルス(RSV)感染症」とも呼ばれ、RSウイルスによって引き起こされる呼吸器の感染症です。このウイルスは、特に乳幼児、高齢者、基礎疾患を持つ人々に重症の呼吸器症状を引き起こす可能性があります。一般的な症状には、発熱、鼻水、咳、喘鳴(ヒューヒューという呼吸音)などがあります。重症の場合、肺炎や気管支炎など、より深刻な呼吸器障害を引き起こすことがあります。

 

健常児であれば、ほとんどが通常の風邪と同じで、対症療法で警戒するのですが、ハイリスク時では重症華することもあるので注意が必要です。RSにかかると注意が必要なのが、早産児、先天性肺疾患、Down症候群、免疫不全児です。これらに該当する児童は、RS流行期間は人化モノクロ抗体を投与したりします。

 

RSVは非常に感染力が強く、空気感染や接触感染を通じて広がるため、集団生活をしている場所(例えば保育園や介護施設)でのアウトブレイクが頻繁に見られます。とくに今のように春休みをこえての入園の時期には注意が必要です。

 

治療には特に抗ウイルス薬は用いられず、症状に応じた支持療法が中心となります。予防としては、手洗いの徹底、咳エチケットの実践、人混みを避けることなどが推奨されています。

 

 

 それでは今日はこの辺まで。これら症状にピンとくる方、当院にてお気軽にご相談下さい。予約なしでも結構です。

0歳から150歳まで、みんなが笑顔になる、茅ヶ崎ファミリークリニックへ! お気軽にお越しください。

 

 

令和6年4月20日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 院長 石井 尚

 

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
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