茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

歴史ロマン、茅ヶ崎の歴史遺産で考える、当院のこれから

こんにちは。茅ヶ崎市、鉄砲道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長です。

 

今週は院内の清掃や設備の配置を行っており、そのお買い物で茅ヶ崎ニトリに行く機会がありまして。

 

茅ヶ崎ニトリといえば、となりには創業昭和26年のでかまん菓子舗があります。名物の直径30㎝を超える巨大なお饅頭は圧巻です。以前に民放テレビのバラエティー番組、モヤさまで拝見しましたが、気さくで楽しそうなご主人夫婦でお店をやられており、いずれ試してみたい茅ヶ崎グルメのうちの一つです。

 

話しは微妙にそれましたが、茅ヶ崎の皆さまは、ニトリのすぐ出て目の前にある、史跡で天然記念物の「旧相模川橋脚」をご存じでしょうか。

 

 

私自身は、おはずかしながら、隣町の平塚市で生まれ育ちながら、この偉大な歴史遺産については、こないだニトリの帰りにはじめて気づきました。

 

さっそく家に帰ってWikiりましたら(これもう死語ですか?)、なんでも、旧相模川橋脚は1198年に源頼朝が作らせた橋の跡というではないですか。幕府制定(イイクニつくろう鎌倉幕府)から6年後に鎌倉から離れた茅ヶ崎地政学まで見通していたとはすごいぞ源頼朝と思いましたが、なんと、最近では鎌倉幕府の成立は1192年ではなくて、1185年もしくはそのあたりというのが定説のようですね!これからはどんな語呂合わせで覚えたらいいのでしょうか?

 

ともかく、その鎌倉時代初期から今に遺る歴史的な意味合いもすごいものですが、この橋脚はいったん田畑に長い時間沈んだものが、1923年9月の関東大震災の時に液状化により地面から生え出してきて発見されたそうです。ある意味では、液状化を示す震災遺構でもあるわけであり、その歴史的価値は非常に高いですね。

 

ところで、天然記念物って、動物、植物だけじゃないのですか、初めて知りました。これもWikiり(やっぱり、これ死語ですか?)ましたら、「特別天然記念物とは、動物、植物、地質、鉱物などに関して学術上の価値が高いもの」に対して国が指定するものとのことでした。おそらく、地震大国のわが国で液状化を示したかなり古い遺跡ということで、この相模川橋脚が文化財であるにもかかわらず、天然記念物に選ばれたのではないでしょうか。

 

いまのニトリ前の橋脚はそのレプリカとのことですが、こういった茅ヶ崎の歴史を実際に目で見て知るにつれ、これから始まる、まだ何の歴史もない我がクリニック、茅ヶ崎ファミリークリニックがどう地元の方々に捉えて頂けるのか、思いをいたし、非常に気になってきます。

 

「年齢や症状にかかわらず、すぐに相談できる、気軽に相談できる、家族でかかれる、安心できる。」このコンセプトは間違っていないのか。

 

約束します。自分たちの思い込みや自己満足ではなく、医療における過度な専門分化と分かりにくさ、診察までの膨大な待ち時間を徹底的にふるい落とし、本当に信頼され、何年も何十年も、地域の方々に必要とされ、愛されるクリニックを僕とスタッフで一所懸命に作っていきますので、皆様、これからはじまる茅ヶ崎ファミリークリニックを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

なんか歴史ロマン系のストーリーで夢を語ろうと思ったら、じゃっかん最後は選挙演説ぽくなってしまいましたが、

 

どうぞ皆さま、当クリニックへお気軽にご相談ください。

 

令和6年2月28日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 院長 石井 尚

 

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
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