茅ヶ崎ファミリークリニック日記

茅ヶ崎てっぽう道の町医者の思うこと。

インフルエンザ流行の最新の状況と対策について、茅ヶ崎で考えました。

こんにちは。茅ヶ崎市、鉄砲通りの茅ヶ崎ファミリークリニック、院長です。

 

今日はこの冬に大流行しているインフルエンザについて解説したいと思います。

 

ファミリークリニックを名乗る以上は、この様な全世代で感染し、かかる病気については常に意識しておきたいものです。

 

日本ではインフルエンザの流行が続いており、地域によっては患者数が増加しています。2023年の年末頃には一旦は減少しましたが、その後の報告では一部地域で患者数が再び増加していることが示されています​​。

 

具体的には、1月14日までの1週間の全国平均で医療機関あたりのインフルエンザ患者数は12.99人で、前の週とほぼ横ばいであり、福岡県と沖縄県では「警報レベル」とされる1医療機関当たり30人を超えています​​​​。

 

また、インフルエンザの型についても、これまではA型が多かったものの、B型の割合が増えてきているとの報告があります。C型は重症化しないと言われ、もしかすると流行していても誰も気づかないのかもしれませんね。

 

インフルエンザの症状としてまず挙げられるのが、A型もB型も・・・

急激な発症、とくに39度台などの高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、疲労感、咽頭痛、乾燥した咳などの症状が特徴的で、とにかく突然に始まります。

さらに、感染力の強さもインフルエンザ特徴であり、飛沫感染接触感染によって広がり、人から人へと容易に伝播します。ただし、私の個人的な感覚では、コロナよりは感染力は少し弱いように思います。これはそれぞれの潜伏期間の違いからくるものかもしれません。

 

また、流行に季節性があり、特に冬季に流行する傾向がありますが、地域によっては年間を通じて発生することもあるようです。

 

インフルエンザは適切な予防と早期治療によって、その影響を大幅に軽減できる病気です。毎年の流行時期に向けて、ワクチン接種や手洗いなどの予防策を講じることが重要です。身近な方が感染した場合、予防的にタミフルを少量内服することも可能です。

 

それでもかかってしまった場合、抗インフルエンザ薬は内服と吸入、さらに点滴薬もおり、感染後の早期治療に使用され、症状の軽減や病期の短縮が期待できます。

 

茅ヶ崎ファミリークリニックは3月オープンです。

この3月にもインフルエンザが流行しているようであれば、内科、小児科ともに、当院でも万全の体制で診療にあたりたいと思います。

 

令和6年2月8日

茅ヶ崎ファミリークリニック

 院長 石井 尚

 

茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/