茅ヶ崎市、てっぽう道の茅ヶ崎ファミリークリニック、院長の石井です!
しばらくぶりですが、本日は診療中に患者様からご質問があり、そのときにうまく網羅的に答えることができなかったこともあったたため、また喘息について書いていきたいと思います。
また、本ブログはかなり分かりやすく説明することにこだわっておりますが、それでも意味がわからない説明下手な部分も多いため、詳しく知りたい方は、ぜひとも院長石井まで直接質問していただいても結構ですので宜しくお願い致しまーす。
それでは、本日、当院の大事な患者様からご質問がございました、「喘息発作ってなんで起きるの?なんで危険なの?」について、詳しくリアルに解説してまいります。
喘息発作は気道が急激に狭くなることで息苦しくなり、呼吸が困難になる症状です。喘息の症状を引き起こす要因や危険性について、以下にまとめてみました。
1. 喘息発作の原因
喘息発作の原因は多岐にわたりますが、一般的に以下の要因が挙げられます。
アレルギー
ホコリや花粉、ペットの毛、カビなどがアレルギー反応を引き起こし、気道を刺激して発作を誘発することがあります。
刺激物
タバコの煙、車の排気ガス、強い匂い(香水など)が刺激物となり、気道の炎症を悪化させて発作を引き起こすことがあります。
天候や季節の変化
気温の急激な変化、寒冷な空気、湿度が喘息発作を誘発することがあります。特に寒冷な季節や乾燥した環境では発作が起きやすくなります。以前にもここで書いた通り、台風が近づいただけでも当院の外来まで喘息の既往のある患者様がたくさん来られました。
運動
激しい運動や突然の運動は、運動誘発性喘息と呼ばれる症状を引き起こすことがあり、気道が狭まって発作が起こることがあります。茅ヶ崎市では、喘息治療が良好であり、子どもはラグビーとサッカー、大人は自転車やトレイルランなどを継続されている喘息患者様が非常に多いという実感です。
ストレス
強い精神的なストレスや緊張も、呼吸や免疫系に影響を与え、喘息発作を誘発することがあります。
2. 喘息発作の危険性
喘息発作は、その程度によっては命に関わる危険性もあります。特に、以下のような状況では注意が必要です。
重度の発作
激しい息切れ、呼吸困難、胸の締め付けが強くなると、酸素が体に十分に行き渡らなくなるため、緊急対応が必要です。適切な治療がないと意識を失ったり、最悪の場合、命に関わることもあります。
慢性的な気道の損傷
発作が繰り返されると、気道に慢性的なダメージが蓄積し、日常的に息切れや呼吸のしづらさが増してしまいます。
急な発作
突然の発作は、通常の呼吸困難以上に強い症状を引き起こすことがあり、周囲のサポートや適切な治療がないと危険です。
喘息の予防と対策
喘息発作を防ぐためには、以下のような予防策が有効です。
環境の整備: 部屋を清潔に保ち、ホコリやペットの毛などを減らす。
発作の引き金を避ける: 喫煙を控えたり、寒冷な環境での急な運動を避ける。
定期的な治療: 医師の指示に従い、吸入薬や気管支拡張薬を使用することで、発作のリスクを減らします。
喘息発作は適切なケアと予防策でリスクを大幅に抑えられます。発作の兆候があればぜひ早めに当院までご連絡を。
スタッフ一同、予約なしでも全力で対応いたします。
0歳から150歳まで、予約なしでもみんなが笑顔になる、茅ヶ崎ファミリークリニックです。お気軽にどうぞ。
令和6年10月26日
茅ヶ崎ファミリークリニック
院長 石井 尚
茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/