昨日の診療時、糖尿病の初診の患者さまに治療についてお話しながら、よぎった言葉がありました。
「近道をし続けていると、いずれ必ず近道が敵になる。」
これは、ロック・アーティストであるYAZAWA・・・こと矢沢永吉さんの言葉です。
医療の世界では、治療や長期の予防医療の管理状況において、「近道」を追い求めることが、結果的に患者さんの健康に悪影響を与える可能性があります。これを的確に表現しているのが、矢沢永吉さんのこの言葉だなと最近あらためて感じています。
この考え方は、私たち茅ヶ崎ファミリークリニックが糖尿病に取り組む中で、常に心に留めている重要なメッセージでもあります。
糖尿病の治療に「近道」はない
糖尿病という病気は、一時的な解決策や急激な結果を求めることでは改善しません。糖尿病に関する情報や治療法が日々進化していますが、私たちが強調しているのは、何よりも「継続的な努力」です。急激なダイエットや過度な運動、自己流での薬の調整など、短期的な「近道」を求めることが、最終的には患者さんの体に不調をきたし、健康を損ねる原因になることがあるのです。
糖尿病を管理するためには、無理なく続けられる食事療法、適度な運動、そして医師の指導に従った投薬治療が欠かせません。これらを一歩一歩確実に実践することが、最も確実な方法であり、「近道」に頼ることは逆に遠回りとなりかねません。
短期的な結果よりも長期的な健康を目指して
患者さんが糖尿病に直面したとき、どうしても「今すぐに良くなりたい」「早く結果が欲しい」と感じることがあります。しかし、私たち茅ヶ崎ファミリークリニックでは、薬物やインスリン、保険診療での最適解ではなく、あえて「近道」を取らず、確実に長期的な健康を見据えた治療を行っています。
茅ヶ崎ファミリークリニックでは、患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせた、無理のない治療プランを提案しています。糖尿病の治療には時間がかかりますが、その道を着実に進むことで、健康を守り、より良い生活を取り戻すことができると信じています。
短期的な結果を求めて、無理な方法を取り入れてしまうと、一時的に症状が改善したように見えるかもしれません。しかし、その後、リバウンドや新たな健康問題が発生することが多いのです。だからこそ、私たちは患者さんと一緒に、着実に進む道を選びます。それが最も健康的で、持続可能な方法であると信じています。
糖尿病治療における「確実な一歩」
「近道をし続けていると、いずれ必ず近道が敵になる。」
矢沢永吉さんのこの言葉が示す通り、私たちは患者さんが無理なく実践できる方法を提案し、長期的に続けられる治療を行うことが大切だと考えています。糖尿病の治療には時間がかかります。しかし、その時間をかけて一歩一歩進むことで、確実に症状をコントロールし、健康を維持できるのです。
私たちのクリニックでは、食事の改善、適度な運動、ストレス管理、そして必要に応じて薬物治療を通じて、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立てています。近道を選ばず、着実に治療に取り組むことが、最も効果的な結果を生むのです。
あなたと共に歩む、茅ヶ崎ファミリーのすすむべき道
糖尿病は決して一人で戦うものではありません。私たち茅ヶ崎ファミリークリニックは、あなたの健康を守るために寄り添い、サポートしていきます。焦ることなく、確実に進むことが最も大切です。
「近道をし続けていると、いずれ必ず近道が敵になる。」という言葉を胸に、私たちはこれからも患者さんと共に一歩ずつ、確実に糖尿病と向き合い、健康な生活を取り戻していきましょう。
0歳から150歳まで、
予約なしでもみんなが笑顔になる、
茅ヶ崎ファミリークリニックです。
令和7年4月20日
茅ヶ崎ファミリークリニック
院長 石井 尚
茅ヶ崎ファミリークリニック(内科・小児科・皮膚科)
〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南5丁目1−21
https://chiga-fami.clinic/